ABBV権利落ち日・増配率・配当利回り
直近の権利落ち日は以下の表の通りです
権利落ち日 | 配当(ドル) |
2019/1/14 | 1.07 |
2018/10/12 | 0.96 |
2018/7/12 | 0.96 |
2018/4/12 | 0.96 |
年間の増配率は11%です。
直近の株価が88.31ドルとして計算すると、年間の配当利回りは4.5%となります。
ちなみに、増配は46年連続となります。
アッヴィとは?
米国イリノイ州に本社を置くバイオ医薬品の大手です。
医薬品の開発・輸入・製造販売を行っています。
2013年にアボット・ラボラトリーズ社(ティッカー:ABT)から分社しました。
バイオ医薬品とは?
単純な化学合成で作られている医薬品のことを低分子医薬品といいます。
これに対して、バイオ医薬品とは生物由来の物質(血、細胞、成長ホルモンなど)から産生される医薬品のことをいいます。
生物由来の物質を扱うためには、培養や精製のためのノウハウや特別な設備が必要となります。
また、安定した品質の確保のため規制が厳しく、ひとつの薬品に対して数百もの検査や試験が行われるようです。
こういったことから、バイオ医薬品業界への参入障壁は比較的高いと考えられます。
アッヴィの規模と売上げ

少し古いデータですが、アッヴィは世界の医薬品売上高ランキングで9位につけています。
ちなみに、最初に出てくる日本企業は17位の武田薬品工業で、売上高が14,450となっています。
ヒュミラへの依存
アッヴィの主力商品は関節リウマチ治療薬である「ヒュミラ」です。
アッヴィの売り上げの半分以上を占めています。
ちなみに、ヒュミラは2017年におよそ2.5兆円を売り上げており、世界で一番売れた医薬品です。
そんなヒュミラですが、実は2016年に特許切れとなっています。
そのため、他社は所謂ジェネリック医薬品的にヒュミラのコピーを売り出すことが可能です。
しかし、実際にはヒュミラのコピーは市場に出ていません。
他社が真似するにしても莫大な投資が必要でしょう。
さらにこれまで築き上げてきた「アッヴィのヒュミラ」というブランドを打ち崩すのも容易ではないでしょう。
そんなヒュミラの売り上げですが、2017年、2018年と続伸中です。
アッヴィは他の医薬品も製造・販売していますが、ヒュミラに依存しているという現状があります。
感想 & まとめ
アッヴィは 圧倒的な 技術力とブランド力で、今後も増配を続けていくものと思っています。
しかし、特許切れのヒュミラに偏りすぎていることは大きなリスクだといえます。
アッヴィとヒュミラの今後は継続してチェックしていきたいと思います。
以上です。
投資は自己責任で。
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