ナマズです。
先日、一級建築士試験の製図試験の合格発表がありました。
製図試験は、一級建築士試験の二次試験であり、最終試験でもあります。
この試験に合格することができれば、一級建築士になることができます。
(正確には、免許交付手続きが必要ですが。)
今回の試験は本来10月に実施される予定でしたが、台風の影響で、関東・北陸・東北等の一部地域では開催が12月に延期されていました。
そのような試験で、ナマズはタイトルのとおり不合格であったのでした。
試験の結果
試験元が公表した試験の講評は以下のとおりでした。
○採点結果については、ランクI、II、III、IVの4段階区分とする。
ランクI:「知識及び技能」*を有するもの
ランクII:「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV:設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの*「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
○なお、採点の結果、ランクI、II、III、IVのそれぞれの割合は、次のとおりであった。
ランクI:34.2%、ランクII:5.3%、ランクIII:31.9%、ランクIV:28.6%採点結果における「ランクI」を合格とする。
出典:国土交通省住宅局建築指導課 公表用資料
ということで、34.2%の人たちが合格という結果でした。
一級建築士の製図試験は例年、40%程度の人たちが受かる試験とされています。
合格率40%といえば簡単そうに思えるかもしれませんが、1級建築士の一次試験(合格率:十数パーセント)を潜り抜けてきた人たちの中の40%なので、それなりに厳しいです。
それに、試験時間は6時間30分のぶっ通し。
そんな試験にあわせて、土日には6時間30分の演習をする必要があるため、かなりの体力と根気が必要な試験です。
ナマズの結果
そんな中、ナマズの結果はランク3でした。
試験元は詳細の採点基準を発表していませんが、ランク4は基本の建築法規すらも守れていない「ありえない解答」であると言われています。
そしてランク3が「最低ルールは守っているけど、どこかに突っ込みどころがある」との評価。
ランク2は全体の数%なので、合格率の調整に使われた残念な方々。
ランク1で、文句なしの一級建築士合格となっております。
また次回
一次試験を合格している人は、合計3回の製図試験の受験チャンスが与えられるため、ナマズの残りは2回です。
次回の試験は10月中旬。
7月ころに製図試験の課題発表があるので、対策はそれからです。
ちなみに、ナマズが落ちた回の課題は「屋上庭園のある美術館分館」でした。
もう1年前は「プールのある市民体育館」みたいな感じでした。
さて、今年は何になるでしょうか。
7月まで人間生活を楽しみながら、のんびり待ちたいと思います。
本日は以上です。
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