ナマズです。
2020年12月25日に令和2年一級建築士試験の2次試験(製図試験)の合格発表がありました。
一級建築士試験は2次試験が最終試験です。
そのため、この試験に合格することで晴れて建築士となることができます。
(正確に言えば、試験合格後に免状交付の手続きが必要ですが。)
ナマズは10月に実施された当該試験を受けておりましたが、結果は投稿タイトルのとおり不合格でした。
試験の結果
試験元が公表した試験の講評は以下のとおりでした。
○採点結果については、ランクI、II、III、IVの4段階区分とする。
ランクI:「知識及び技能」*を有するもの
ランクII:「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV:設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
*「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
○なお、採点の結果、ランクI、II、III、IVのそれぞれの割合は、次のとおりであった。
ランクI:34.4%、ランクII:5.6%、ランクIII:24.3%、ランクIV:35.7%
採点結果における「ランクI」を合格とする。
建築技術センター 過去の試験問題等
ということで、今年の合格率は34%でした。
昨年は34.2%だったので、ほぼ同じ。
率だけ見ると1/3も受かる簡単な試験なように見えますが、1次試験(合格率10%程度)を潜り抜けた戦士が1/3の椅子を争っているので、見た目の数字よりは難度の高いものと思われます。
ちなみにこの試験は、国家試験/国家資格にありがちな合格率調整のある相対試験です。
(試験元は明言していませんが。)
なので、みんなが資格学校へお布施し、資格学校が上質でスパルタな講義・演習を提供すればするほど、椅子取りゲームが激化していきます。
なるべくお布施を避けたい民としては、この現状をどうにかしたいですなぁ・・・。
こんなところでぶつくさ呟いても、なにも変わらないのでしょうけど。
ナマズの結果
そんな中、ナマズは2年連続のランクⅢという結果に終わりました。
ランクⅢの意味は「一発アウトは回避しているけど、もうすこし努力は必要」です。
ランクⅣは建築基準法違反やそもそも建築として成立しない図面(上下階の不整合等)の場合につけられるので、最低限ここはクリアしているようです。
しかし、ランクⅠ(合格)やランクⅡ(合格率調整のためにギリ不合格)の域には到達することが出来なかったようです。
手応えはそこそこだったのですが、どこかがダメだったようです。
具体的にどこがダメだったと教えてもらえないので、モヤモヤが続きます。
また次回がんばります
建築士試験の制度では、1次試験を合格した年から先2年間は1次試験が免除されます。
ナマズの場合、2019年は1次試験合格→2次試験敗退。
そして今回、2020年は1次試験免除→2次試験敗退。
そして来年が、1次試験免除の最後の年となります。業界内では角番なんて言われています。
なので、来年おちてしまうと、その次の年に合格率10%の1次試験からやり直しになってしまいます。
そんなことになってしまわないように、来年は頑張らねば・・・。
しばらくモヤモヤが続きますが、その気持ちは2020年に残し、2021年からは前向きに頑張っていきたいと思います。
それでは今年も残すはあと数日。みなさま良いお年を。
コメント