諸事情で2020年11月ころまで更新を休みます。
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【高配当ETF】シーゲル流投資家がSPYDを保有すべき理由

ナマズです。

利回り4%程度を狙った高配当株投資を実現するためには、不人気・決算失敗のため高配当となっている銘柄を買わなければいけない場合が殆どです。

そうした銘柄を保有していく場合、大きなリスクとなるのが減配リスクです。どのような企業であっても、配当金を支払う余裕がなくなれば、おのずと減配に繋がります。そして上述の通り、高配当株投資においては、投資先の企業は不人気・決算失敗の銘柄ですから、その不確実性はかなり大きくなってくるでしょう。

そのため高配当投資家は、そのリスクを限りなく小さくできるように、数十もの銘柄に分散して投資を行うことが多いです。

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高配当ETFであるSPYDについて

最近よくわだいとなっている、SPYDというETF(上場投資信託)があります。正式名称はSPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETFです。

このETFの銘柄組入れ方針は、早い話、S&P500の500銘柄のうち、配当利回りの上位80種を1.25%ずつ均等分散する、というシンプルなものとなっています。単純に偏りなく80銘柄に分散されているため、これひとつ保有しているだけで減配リスクを限りなく抑えることができます。

リスクを抑えた反面、配当利回りが低くなるのかといえば、そうではないところが人気の理由です。なんと、実績ベースの配当利回りで4.3%程度あるのです。税引き後には4%を切ってしまいますが、それでも十分高配当と言えるでしょう。

そんな良いとこばかりなETFなのですが、2015年に設定されており歴史が浅いため、手厳しい評価を受けることが多い印象を受けます。

シーゲル本「株式投資の未来」に見る配当上位銘柄

さて、お次はデータを確認してみましょう。

米国投資家お馴染みのシーゲルの赤本、正式名称「株式投資の未来」をお手元に用意し、280ページをご覧ください。

当該ページには1957年~2003年までの各種高配当戦略における年率リターンの表が示されています。 以下に転記します。

対象概要年率リターン
S&P10種S&P500の大型株100の
配当利回り上位10銘柄
15.69%
S&Pコア10種過去15年以上減配していない
S&P500の大型株100の
配当利回り上位10銘柄
15.68%
ダウ・コア10種過去15年以上減配していない
ダウ30種の
配当利回り上位10銘柄
14.90%
ダウ10種ダウ30種の
配当利回り上位10銘柄
14.43%
上位20%S&P500の
配当利回り上位20%銘柄
14.27%
S&P500S&P500に連動11.18%
ダウ30種ダウ30種に連動12.00%

ここで黄色の下線部に着目いただきたいのですが、これSPYDに似ていませんか?

これはS&P500の利回り上位20%ということなので100銘柄を運用した結果ですね。一方のSPYDは80銘柄(上位16%)と微々たる違いはありますが、ほぼ同じ。投資方針は同じなので長期のトータルリターンも同じような値となるでしょう。

このトータルリターンですが、実はS&P500インデックスを上回っているのです。細かい集計方法も分からなければ、現在の日本と税制も違うでしょうから一概には言えませんが。だけれども、有名な書籍の中に、確かにこのデータは記載されているのです。

シーゲル大好きな米国株投資家の皆さん、資産も配当金も増やしたければSPYDはオススメですよ!

(とはいえ、過去の実績が未来も続くとは限らない、という大前提はありますが。)

真のシーゲル流ポートフォリオとは

しかし、いくらSPYDが優れていそうなETFだからといって、いくらS&P500の配当利回り上位20%銘柄のトータルリターンが優秀そうだからといって、シーゲル先生はそれをポートフォリオの100%にせよとは言っていません。

はい、お手元の「株式投資の未来」291ページをご覧ください。 そこに記載されている表を転記します。

銘柄割合
米国株インデックスファンド30%
非米国株インデックスファンド20%
高配当戦略銘柄10~15%
グローバル戦略銘柄10~15%
セクター戦略銘柄10~15%
バリュー戦略銘柄10~15%
合計100%

これはシーゲル先生が推奨する株式ポートフォリオですが、上述のSPYDとか上位20%といったものは黄色の下線部の高配当戦略銘柄にあたります。高配当戦略銘柄の割合はせいぜい10%~15%にしておけ、とのことです。

いくら高配当戦略が力強そうだからといって、そればかりに傾斜せよとは言っていないんですね。そのあたりは過去記事にまとめています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SPYDと構成の近いS&P500の配当利回り上位20%銘柄は1957年~2003年までの期間、S&P500インデックスを超えるリターンをたたき出しています。

そして、シーゲル先生は、高配当戦略をポートフォリオの10~15%組み込むすることを推奨しています。

SPYDが無かった時代、シーゲル流を志した個人投資家が自分でS&P500の配当利回りランキングを作り、上位銘柄を年に数回リバランス・銘柄入れ替えを行うのは途轍もない労力がかかったことでしょう。

しかし今では、ポートフォリオの10~15%くらいSPYDを組み込んでおけば、シーゲル推奨のポートフォリオ高配当戦略部分は完成です。

しかも、SPYDの経費率0.07%です。100万円を投資していたとして、年間700円の手数料で、自動的にリバランス・銘柄入れ替えを実施してくれます。便利に使わない手はありません。

もしブログの読者のなかにシーゲル流を志す方がいらっしゃれば、ぜひぜひSPYDを採用してみてください。

そして、別にシーゲル流を志さなかったとしても、SPYDは長期でそれなりのパフォーマンスが出るんじゃないかと思っております。

以上、ナマズのつぶやきでした。

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