ナマズです。
数日前ですが、このようなことを考えていました。
JTは配当利回り6%の高配当タバコ銘柄です。
ナマズはタバコ株の配当中毒のため、定期的にこのような症状が表れます。
今年は、12月26日(木)の夕方までに株を保有していれば、配当の権利が与えられるそうです。
しかし、27日には大幅な株価下落が予想されます。配当の権利だけゲットして、株を手放してしまう輩が多いためです。
現在のJTの株価が2530円ぐらいです。そして、JTの今期配当が77円です。
理屈の上では、27日に株価が2450円ぐらいまで下がる代わりに、配当の権利が与えられることとなります。
ここでナマズは考えます。
「過去、JTの権利落ち後の株価ってどうなったん?」
気になったので調べてみました。どうぞご覧ください。
年月 | 当月高値 | 当月終値 | 高値 – 終値 | 支払い 配当額 |
---|---|---|---|---|
2019/12 | 2,555.0 | ?????? | ????? | 77 |
2019/06 | 2549.0 | 2379.5 | 165.5 | 77 |
2018/12 | 2888.0 | 2616.5 | 271.5 | 75 |
2018/06 | 3244.0 | 3095.0 | 149.0 | 75 |
2017/12 | 3786.0 | 3631.0 | 155.0 | 70 |
2017/06 | 4220.0 | 3947.0 | 273.0 | 70 |
2016/12 | 3975.0 | 3844.0 | 131.0 | 66 |
2016/06 | 4540.0 | 4103.0 | 437.0 | 64 |
2015/12 | 4705.0 | 4471.0 | 234.0 | 64 |
2015/06 | 4648.0 | 4360.5 | 287.5 | 54 |
2列目が「当月の高値」です。3列目が「当月の終値」です。
若干、不平等な感じがしますが、細かいデータを持ってくるのは面倒くさかったため、省力化です。
大抵、配当権利落ち前には株価は上昇しますし、配当権利落ちの後は月末なので、だいたい正しいと思います。
さて、勘の鋭い読者の方々ならばお判りになると思いますが、JTはここ5年ほど、配当基準月には支払い配当額以上に株価が下落しています。
もちろん、株価の大きな流れとして下落基調ではありますので、この下落を配当のせいと決めつけてしまうのはよくありません。
また、配当基準月以外のデータと比べている訳でもありませんので、確かなことは言えません。
しかしこれだけは言えます。
JTはここ5年ほど、配当基準月には支払い配当額以上に株価が下落しています。
そもそもJTが高配当になっている要因は、利益成長による増配ではなく、株価下落による見た目上の利回り上昇と思っています。
いや、殆どの高配当株は利益成長など望めないのかもしれません。しかし、タバコ株はかなり極端です。続々と値上げしていく以外に、配当を継続する余地があるとは思えません。
そんな不人気銘柄だからこそ、タバコ株に投資しておけばトータルリターンがすごかった、というのがシーゲル先生の主張でした。
しかし、先進国で喫煙率の減少が始まってきていますし、JTの長期保有はこの先はキツいんじゃないかなと思います。
こんなことを言っておいて、実はPM, BTI, MOで100万円ほど保有してしまっています。
現在の資産が1,000万円ぐらいですから、10%ぐらいタバコ株な訳です。中毒です。救えません。
常識的に考えて、これ以上タバコ株にのめり込むといつか痛い目を見そうなので、今回のJT争奪戦には参加しないことにします。
しかし、優待報告とか、配当報告とか、隠れ優待報告とかTwitterでみなさん楽しそうなので、いつか参加してみたいです(いい加減な理由)
本当にありがとうございました。
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