※リストからTとBTIが抜けていたため修正。当たり前の銘柄すぎて無意識に除外してしまっていました。(2019.3.24 9:19)
ナマズです。
先日は、いま買いたい銘柄を並べた投稿をしましたが、銘柄を調べているうちに、ある事実に気づきました。
それは、「5月に配当支払いの高配当株は少ない」ということ。
その気づきが本当かどうか、米国株をスクリーニングして調べてみました。
5月に配当支払いの高配当銘柄
スクリーニングの条件は以下の通りです。
- 配当利回り:3%以上
- 配当支払い日:5月中
- 配当支払いスパン:四半期毎
この条件で引っかかった銘柄は、なんと18銘柄のみ。
その中でも、日本の証券口座から買い付けができそうで、まともそうな銘柄は以下の通りです。
銘柄 | 配当利回り | 権利落ち | 配当支払い | 備考 |
---|---|---|---|---|
BTI | 6.6% | 3月下旬 | 5月中旬 | タバコ |
BMY | 3.3% | 4月上旬 | 5月上旬 | 医薬 |
VZ | 4.1% | 4月上旬 | 5月上旬 | 通信 |
GIS | 4.0% | 4月上旬 | 5月上旬 | 食品 |
CVS | 3.5% | 4月下旬 | 5月上旬 | ドラッグストア |
UVV | 5.0% | 4月上旬 | 5月上旬 | タバコ |
T | 6.6% | 4月上旬 | 5月上旬 | 通信 |
ABBV | 4.9% | 4月中旬 | 5月中旬 | バイオ |
本当にこれだけでした。
超有名銘柄として、PGやAAPLは5月支払いですが、配当利回りが3%に届いていないためリストからは除外されています。
ちなみに、同じ条件で、配当支払い日だけを”4月中”に変更すると、100銘柄近くありました。
配当は毎月安定した額に調整するべき?
5月の配当支払いを行う銘柄が少ないということは、四半期支払いの多い米国株では、2月、8月、11月に配当支払いを行う銘柄も少ないということ。
ナマズも、現在の自分の保有株で計算してみましたが、2月・5月・8月・11月以外の月には、見込み配当受取額が、150ドル~200ドル程度(税引き前)ありました。
しかし、2月・5月・8月・11月には、見込み配当受取額が80ドル程度。
ナマズはこれまで、配当の支払いサイクルを意識して株式を買い付けしてきませんでしたが、自動的に偏ってしまっているようです。
さて、問題なのは、この偏りを許容するかどうか。
ナマズの回答としては、許容する、です。
例えば今後、SPYD(3・6・9・12月支払い)に比重を置いたポートフォリオを構築していったとして、 3・6・9・12月に配当が出る個別株は買い控える、とはならないでしょう。
当然ながら、株を買い付ける理由・買い控える理由はもっと別のところで探したほうが良いです。
そして、配当金受取額は四半期スパンで考えれば、なんの問題もありません。
5月に配当支払いの高配当銘柄を買うとしたら
これまで語ってきた考えはポートフォリオ構築論の話でした。
その考えとは別として、今のうちに5月に配当支払いの銘柄を購入しておき、4月の権利落ち日を迎えたい気持ちはあります。
ということで、先ほどリストアップした銘柄を見ていきましょう。
VZ・ABBV・T・BTIは保有しています。
VZは利回りが低めなので、見送りです。
ABBVの方はヒュミラの権利切れのため株価が落ちているため、配当利回りとしては妙味があります。 保有株数も少ないですし。
Tは利回りは単純に利回りが高いので、心が動いてしまいそうです。
BTIはタバコなので、もう要らないです。
BMYとCVSは配当利回りがちょいと低いですね。
UVVもタバコ株なので、同じく要らないですね。
残ったGISは、なかなかいい感じではないでしょうか。
GISは先日、好決算を発表しており、株価は数パーセントの上昇。
好決算前に買っておけば4.2%ぐらいの利回りがあったんですけれどね・・・。
後の祭りです。
ということで、5月の配当支払い銘柄を狙うのであれば、GISかABBVかTあたりでしょうか。
とまあ前述の通り、5月の月間受取配当金が少なかったところで、多少は気にしますが、そんなに大きな問題ではないと思っています。
以上です。
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